東京オリンピックは楽しみ… だけど?!
オリンピック期間中に夏休み?
2年後に迫った東京オリンピック、
日本のスポーツ界ではいろんな出来事が起きてますが
やっぱり楽しみです。
普段放送されないような競技が見れたり、
トップアスリートたちの筋書きのないドラマが
たくさん見られると思うと
ワクワクしちゃいます。
しかも東京で…うまくいけば生で観戦できるかも?!と夢は膨らみます 笑
そんな中、2年後の東京オリンピックに向けて
政府が「夏休みを五輪期間中に振り替えて」と
企業に要請するようです。
理由は選手や関係者の輸送の妨げになる
混雑を緩和するため。
…うーん。。
そうは言ってもオリンピック期間中って観光客もたくさん来るだろうし、
そしたら観光客目当てのサービス業やお店は
書き入れ時な訳で休みたくないだろうし、
そしたら物流だって止められないだろうし、
そもそもオリンピック招致の一つの理由だった経済活性化って
そういう面も含めての活性化だったんでは…?
もちろん個人的には期間中会社が休みになったら嬉しいし、
それこそ観戦に行けるかもーなんて気持ちもありますが、
少し現実的に考えてみれば⬆︎みたいな
冷静な、というか若干引いた気持ちになってしまいます。
滲み出る「コレジャナイ/ソウジャナイ感」
なんでしょうね、
政府が打ち出すこの類の施策の的外れ感。
シャイニングマンデーとか…。
企業活動の実態とか、影響とか考えた上で
言っているんでしょうか?と疑問が…。
(もちろん考えてるんだと思いますが… ホントに?という感じがします。)
そしてもう一つ気になるのが「本気でやろうとしてる?」感。
“促す”レベルで本当に企業が動くと思うのかな?
自分の会社だけで動いているわけじゃないですから、
社会全体が「今日はプレミアムフライデーだから
あそこの会社お休みでも仕方ないね」って
くらいの認識を持ってくれなければ
そうそう休めるものでもないのに、
推進だけ決めてあとは企業にお任せ(というふうに見える)で
本当に浸透していくと考えているんでしょうか…。
ためらいながらの指示に下はついてこない
本当になんとかしようとしてるんだったら、
企業は全員休み!ただしサービス業(と 関連する業務)は除く!とか、
特別法作って期間中は全部祝日!とか、
本気を見せて欲しい。
もちろんこれにも賛否両論巻き起こると思います。
それこそ“経済への影響が”とか
“他の期間にしわ寄せがくる”とか
“サービス業の人間は結局休めないから置いてけぼりだ”とか。
そういう批判もまとめて受ける覚悟で、
やるならやってほしい。
それが嫌なら、輸送に関して別の方法を考えた方がよいのでは。
と 思っちゃいます。
どうも批判をされたくないから
「推進はするけどあとは企業の自己判断でお願いしますよ」という体に
しておきたい、という意図が見え隠れする気がするんですよね。
指示する側がそんな及び腰の施策、
末端に浸透する訳ないと思うんです。
政府→業界団体→企業トップ→企業従業員 となるにつけ
その思いや切実さはただでさえ薄まるものなのに、
最初に発信する側に強い思いがなくて、
現場まで届く=理解を得られるものでしょうか。
なのでプレミアムフライデーみたいにうやむやになっちゃうんではないかな。
逆に強い思いを発信していけば、
「そこまで考えてるのか」と考える人も出てくるでしょうし、
ある程度巻き込み力は強くなっていくのではないでしょうか。
東京オリンピックを楽しみにしている人間の一人として、
残念なことにならないといいなと思います。
…そもそも招致の時に、この課題については考えられてなかったのかな…?
という疑問はありますが。。